なにをやっているのか
スナックテクノロジーズ(スナテク)は、日本全国に12万軒ある“大人の社交場”を、テクノロジーで再発明するスタートアップです。
昭和から続くこの文化は、コンビニの倍以上ある地域の拠点であり、悩みを話せる「大切な居場所」。けれどその裏側では、会計・集客・顧客管理・承継まで、すべてがアナログで、誰も本気で改善してきませんでした。
私たちは、この巨大な未開拓領域にテクノロジーを導入し、日々のオペレーションから経営の意思決定までを一気通貫で支えるDX基盤をつくっています。
単なる業務効率化ではなく、“人がつながる場所の価値を最大化する、新しいコミュニティ経済圏”を生み出すこと。
それがスナテクの挑戦です。
なぜやるのか
私たちが目指しているのは、単なる“店舗のデジタル化”ではありません。本当のゴールは、全国に散らばる大人の社交場をつなぎ、まったく新しいコミュニティ経済圏をつくること。
この領域は、地域性や店主の個性が強く、どの店も独立して存在しています。その魅力の一方で、データは分断され、横のつながりが生まれず、産業全体の発展が長く止まってきました。
スナテクが普及すれば、店舗同士が互いにお客様を紹介し合い、顧客データを活かして関係性を深め、地域単位でコミュニティが立ち上がる。そうやって、一軒一軒の店が“街に欠かせないインフラ”へと進化していく未来をつくりたい。
それが、私たちがスナテクに取り組む理由です。
どうやっているのか
私たちはすでに直営店や加盟店でPoC(実証実験)を重ね、大人の社交場をDXすると“売上・リピート率が向上する”ことを確認しています。店主の負担は軽くなり、お客様はより心地よく楽しめる。テクノロジーが文化を壊すのではなく、魅力を残したまま進化させられると証明できました。
社会の追い風も明確です。コロナ以降、孤独感や地域衰退が深刻化する一方で、デジタルでは代替できない“リアルなつながり”が求められています。大人の社交場はまさにその中心にある存在であり、私たちの取り組みは単なるSaaS提供ではなく、地域コミュニティを再生するプロジェクトだと考えています。
市場規模は2兆円。競合らしい競合は存在せず、日本独自の文化を正しくアップデートできれば、アジアなど海外展開の可能性も広がります。スナテクはこの唯一無二のカルチャーを次の時代へつなぎ、日本発の“つながりのインフラ”を世界に届ける挑戦を続けています。